チェック2 利用したいのに、利用しない。金銭面以外にも大事なこと

利用したいのに、利用しない。金銭面以外にも大事なこと
もっと利用したいのに、何故利用しないの?の問いには多くの方が金銭的な理由をあげていますが、 訪問介護の回答のなかに、「別のヘルパーとなってしまう」という答えがあったそうです。
かわら版でも、 「人間同士のこと、相性は大事」「身体をあずけるサービス、信頼感が重要」と言ってきました。
また現在未利用の方の場合、家族は希望、でも「本人が疲れるから」「本人が嫌がるから」との回答がありましたが?

<横須賀市役所介護保険担当>
現在未利用で、「利用したいのに未利用」の理由が、本人拒否が多く、サービス利用には、本人と家族に、 やはり、希望のギャップがあるんだなあと感じました。
このギャップを埋めることが「介護の社会化」の第一歩なのかもしれません。

○介護者の会代表
一般的にお年寄りは、新しいこと、今までと違うことを、自ら進んでするということを、嫌がる傾向があります。
介護する家族の方はお年寄りの性格をわかっているから、「うちのおじいちゃん(おばあちゃん)はこういうのは嫌い」 と決めつけてしまうこともあります。
でも、初めは意固地に拒絶していたお年寄りが、介護者の会等で、施設見学にいったりすると、 若い職員さんが活発にやっていて「デイに行ってもいいかな」となることも多い。
在宅介護は長期にわたることが多いですし、24時間です。長く、いっしょにうまくやっていくためにも、 お互いに息を抜くということは欠かせません。
介護する側も、される側も、そういった事を理解したうえで、利用出来るもの、助かるものは、 上手に利用していくことが大事なのではないでしょうか。
ヘルパーさんについては、ケアマネさんに、ちょっとした要望を細かく伝えてみてはどうでしょうか。
「耳が遠いので、声の大きい人」「無口な人は止めて欲しい」「あまりコミュニケーションを取りたがらないで」等、 ヘルパーさんも人間です。
それぞれ性格があり、得意分野、不得意分野もある。たとえば、介助は上手だけど、 料理は下手とかが当然あります。ご本人が、なるべく居心地の悪くならないような人をお願いするのも知恵でしょう。


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