時代に応じた仕組みづくり社会福祉推進員制度が設けられたのは昭和23年。
その後の社会情勢の変化にともない、時代のニーズに応じた制度を目指して、見直しをしながら今日に至っています。
平成12年度には介護保険制度がスタートするなど、行政の福祉施策やサービスも一層の充実が求められ、大きく変化してきています。
今後ますます複雑多様化していくであろう福祉ニーズに対応した地域福祉を推進するため、社会福祉推進員が果たす役割もさらなる見直しが必要になってきています。
現在、市社協では地区社協ごとに社会福祉推進員連絡会を設置し、組織的な活動をする新たな社会福祉推進員制度を検討しています。
見守りを必要とするひとり暮らしや痴呆のお年寄り、障害をおもちの方などへの見守り訪問活動とその活動の中で発生する福祉ニーズの把握。
これらの活動を連絡会を通じて組織的な活動をすることにより、迅速にニーズ対応機関につなぐ仕組みづくりを目指しています。
社会福祉推進員研修を実施地域において社会福祉推進員が充実した活動に取り組むことができるよう、市社協では毎年社会福祉推進員研修を実施しています。
介護保険制度導入後は、新たな方法と基準で要介護度が決まりますが、いずれにしても、行政等の公的なサービスだけでは十分とは言えません。
二十一世紀を目前に、同じ地域で生活する住民同士互いに支え合っていこうという気持ちを実践する地域福祉活動は必要不可欠です。
その原動力となり得るのが、社会福祉推進員であり、地区社協ではないでしょうか。
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