横須賀市社会福祉協議会ボランティアセンター ロゴ

ボランティアニュース(172号) (平成26年11月発行)

 
ボランティア「3つのあい」 であい・ふれあい・たすけあい
赤い羽根共同募金
募金に協力することも
集めることもボランティア

赤い羽根共同募金
募金に協力することも 集めることもボランティア


「たすけあい」の運動、赤い羽根共同募金が10月1日から全国で一斉にスタートしました。
 赤い羽根共同募金活動に参加した、横須賀市老人クラブ連合会は「私は7年間、毎年参加しているが、この活動に参加することは実に楽しい。
恥ずかしいが、寄付してくれる人がいると嬉しい」。
緑ヶ丘女子中学校・高等学校福祉委員会の顧問の先生は 「この子たちは、ボランティアクラブの生徒で、普段から老人福祉施設などでお手伝いをしているので、この活動も快く参加してくれる。
町内会で募金している方が多いので、また今日のような雨降りは、 人通りも少なく募金してくれる方が少ない」と話していました。
 福祉は、行政が実施する公的なサービスと民間が行うサービスがあります。
共同募金は、自分の街で安心して暮らしていくために、民間が行う福祉サービスを支援する 「たすけあい」の運動です。
県内の子どもたちやお年寄り・障害のある方をサポートする団体や さまざまな地域で活動を実施する施設・団体を応援するために広く活用されています。
地域福祉を進めるには、活動資金をあらかじめ把握して、計画的に募金を行うように「社会福祉法」で定められています。
 みなさんのご協力をお願いします。

フッピー号」第3便体験記
〜釜石市南三陸町を訪ねて〜被災地のいま

横須賀を出発してから約10時間、ボランティアバス「よこすかフッピー号」は、早朝の釜石市に着いた。
街の道路は整備が進んでいるものの、整地されただけの空地が随所に点在し、いきなり復興いまだしの感を受けた。
 今回は現地のコミュニティ施設を会場として、餅つき、傾聴、絵手紙、布おもちゃ、おもちゃの病院が被災地のみなさんと交流しながら楽しんでもらうことが目的のサロン便。
被災地のいま 来場者のみならず、会場近くの天神町仮設団地139戸(多少の空家あり)にも、餅とポップコーンのセットを配った。
その仮設団地には、小規模ながら商店街も併設されていた。
 仮設住宅の住民であり、商店街でコーヒー豆ほかの小売店を営んでいる丸木宏之さんから現況について話を聞くことができた。
「仮設住宅は3年をメドに建てられている。
その3年が過ぎた。しかし資材の高騰、人手不足等により、災害公営住宅の完成が大幅に遅れている。
そのため土台等の腐食が進み、修復を余儀なくされている。
幸いに生活支援員が毎日見守り訪問をしてくれているので、二次災害の孤独死はゼロです」という。
仮設は四畳半二間の2DKが最大で、玄関から垣間見た部屋は、生活用品であふれ返っていた。
 次の訪問地、南三陸町では、宿泊した民宿の主人、高橋才二郎さんの話を聞いた。
被災地の今 日頃から地域のことは地域で守る心がけが、減災につながるという体験談であった。
 いま現地では、未曾有の災害の実態を伝えるための語り部ガイドが活躍している。私たちも元消防署職員だったという語り部、菅原文雄さんの同行により、1時間余り南三陸町の状況を語ってもらった。
実際の災害現場に立って当時の模様を説明されると、自然の力の怖さを改めて感じる。
菅原さんが、自然に対する畏敬の念を忘れないこと、そして護身のためには、何をおいてもまず逃げることだと繰り返し強調されたのが印象的だった。
 「フッピー号」によるボランティアは、今回が最後になるかも知れない。
これからは現地の要望を聞きながら、今までとは形を変えた活動が求められる。
例えば、現地の人たちが、真実を伝える語り部として活動しているのと同じ意味で、被災地を見聞した私たちも自分の地域に戻って、語り部として語り継ぐ義務があると感じた。
 人間が自然に抗するすべはないが、多少でも対抗できるとすれば、過去の体験を生かして、いかに減災に結びつけるかの知恵だと思うから。 (K・S)
第40回 ふれあい運動会
ふれあい運動会 ふれあい運動会 今年も恒例のふれあい運動会が10月12日(日)に神奈川県立岩戸養護学校で開催されました。
 この運動会は障害者の健康管理事業の一環として仲間と一緒に体を動かし汗を流し楽しんでもらうおうと、ふれあい運動会実行委員会が開催しています。
シニアボラのすすめ (11) シニアボラのすすめ

シニアといわれる世代に何か新しい事を始めるのは難しい。
覚えなければいけない事もたくさんある。
どうしてそんな事をいうかといえば、心、気持ちが作られていないと、長続きしないのだ。
残念ながら心、気持ちはすぐに作れない。
でも、自分で好きなことをして、その結果相手から感謝され、喜ばれる事がある。
本人は(自分では)普通に、淡々と、一生懸命に好きな事をしているだけなのにである。
という事は、好きな事をボランティアにすれば、続けられる。
心も気持ちも、好きな事ならわかるし、外目など一向に気にせずこなしていける。
見返りがあろうがなかろうが気にしないのである。そして、シニアボランティアをすすめるうえで、必要な心構えがもう一つだけある。
活動が長続きするか考えて欲しい。そして活動を始めたら長続きさせてほしい。
 いやなことは長続きしない。苦しいこともしかり。
ただ、苦しさを乗り越えた所には、すがすがしい充実感や、清涼感がある。
そのことが、また取り組みたくなる気持ちにつながる。長続きすることになる。
「なんでそんなに元気なの?」そう聞かれたらこう言おう。「好きな事してるからだよ。」(T・T)

登録ボランティア団体紹介♪(6)

横須賀市音訳ボランティア はまゆうの会

☆どんな活動をしているの☆
音訳ボランティア はまゆうの会  その名のとおり『音訳』です。
視覚に障害のある方々の文字情報を得るお手伝いとして、「文字を音声化」しています。
当会が発足して、『44年』経ちました。
汐入駅近くの総合福祉会館4階にある、『横須賀市点字図書館』を拠点に活動しています。
ちなみに、点字図書館は来年『創立50周年』を迎えます。
殆どの会員が、点字図書館が実施する音訳講習会修了者です。
 活動の中心は、市の刊行物や一般図書等の音訳で、パソコンに音訳ソフトをインストールし、マイクを前に録音します。
下調べ・読み上げ・校正・編集等で、1冊の本をCD化する迄3〜4カ月かかります。
他にも会の自主的活動として、1週間分の地域のニュースダイジェストを毎週欠かさず製作したり、声の月刊誌も創作しています。
また、「明日の友」という中高年向け雑誌の完訳本の作成や、2カ所の老人ホームへの訪問朗読も定期的に行い、利用者から要望があれば、点字図書館で直接お目にかかって、希望される文書を読むサービスもしており、多くの会員が複数の活動をこなしています。

音訳ボランティア はまゆうの会 ☆自慢をしてください☆
 自慢できることといえば、『元気』ですね。
主たる活動は、一人でマイクに向かい読み続けるという孤独な作業なのですが、 「張りのある声」で音訳するためには、何より『元気』が大切です。
そのせいか、会員が集まるととても賑やかです。

☆ボランティア活動とは☆
 ボランティアの語意は、義勇兵・志願者・奉仕者だそうです。
自分の意思・判断で奉仕活動をする。
小さな事でも人の役に立てることは嬉しい事です。
心に張りが生まれ、少し無理をしてでも頑張る気力が沸いてきます。
 心を込めて活動していきたいと思います。
音訳ボランティア はまゆうの会
おめでとうございます
厚生労働大臣表彰 横須賀要約筆記勉強会「海」

永年の功績が認められ、厚生労働大臣表彰を受賞されました。
横須賀要約筆記勉強会「海」
ボランティア連絡協議会から

平成26年度障害者週間 キャンペーンYOKOSUKA
 今年は12月1日から7日までを障害者週間キャンペーンとし『障害』について改めて、 理解を深めていただけるよう色々な企画を設けました。

*あったかハート交流会*
11月29日(土)13時30分から15時30分総合福祉会館 5階ホール
 タウンニュースで紹介をされた柏ア嘉則さんが、自らの「障害」について語ります。
「支える立場」から県立武山養護学校副校長、奥村美由さん。
 関東学院六浦中学校・高等学校吹奏楽部の皆さんが、若さと迫力溢れる演奏を披露します。

*地域啓発講演会*
12月4日(木)10時から12時  ヴェルクよこすか6階ホール
 シンガーソングライターのうすいまさと氏が障害児を育てる体験談をお話します。  
*世界自閉症デー in 横須賀2014*
12月6日(土)13時から16時30分 総合福祉会館 5階ホール
 映画「星の国から孫ふたり〜「自閉症」児の贈りもの〜」を上映、ミニ講座、特別支援学校の幼児児童の作品展示を行います。

*障害者団体活動発表会*
12月7日(日)13時から15時 ダイエーショッパーズプラザセンターステージ
 視覚障害者のアコーディオン演奏、肢体不自由者グループの三味線、唄、踊り、障害を持った人による社交ダンス等のステージ発表を予定しています。
障害者週間期間中は、ダイエーショッパーズプラザ2階の車の展示場をお借りして、障害者団体活動紹介パネル展示と地域作業所製作品の販売会を行います。是非お気軽にお出かけ下さい。

問合わせ:よこすかボランティアセンター電話▼821-1303
ボランティアセンタ-からのお知らせ
*申し込み・問い合わせは、ボランティアセンターまで
ボランティア募集
◆募集団体◆三つ葉クラブ
◆活動日◆毎月第2土曜日(雨天の場合は第3土曜日)
◆活動時間◆9時から12時頃まで
◆内容◆太田和にある特別養護老人ホーム椿園にて植木、
    植栽の剪定などの活動
◆道具などは用意してあります。
 交通手段は各自の車などでお願いします。
◆問合せ◆三つ葉クラブ 加藤 (823)7941
第46回海風学園いちばん星チャリティーバザー
◆日にち◆11月30日(日)
◆時 間◆10時から15時
◆会 場◆横須賀商工会議所 平成町2の14の4
◆内 容◆日用品、特選品、利用者作品、食品の販売、屋台
 大抽選会(特賞・旅行券、1等・ディズニーペアチケット等)
◆問合せ◆海風学園 馬掘町2の17の33 (835)1362
学校体育館で宿泊体験 〜寒さを体感〜
 地震災害が起きると、多くの人たちは「震災時避難所」へ避難することになります。
現在、横須賀市が指定している震災時避難所は学校の体育館です。
◆日 時◆平成27年1月17日(土)17時から1月18日(日)7時まで
◆集合場所◆夏島小学校
◆定 員◆80人(抽選)
◆内 容◆さまざまな人たちがひとつの場所に避難し、宿泊体験をします。
◆宿泊場所◆夏島小学校体育館
◆参加費◆500円(保険・食事代として)
◆持ち物◆食器、寝具(防寒用の毛布、寝袋など)、その他、寒 さ対策に必要なもの
◆対象◆防災や災害活動に関心のある人で健康上、体育館での宿泊に問題のない小学生以上
(小学生・中学生は保護者と同伴が必要)からの参加とします。
★申し込みは電話、FAX、Eメールでよこすかボランティアセンターまで。
◆電 話◆(821)1303
◆FAX◆(824)8110
◆Eメール◆shakyo-v@abox22.so-net.ne.jp
◆申込締切◆1月5日
よこすか精神保健福祉フォーラム
〜精神の障害があっても地域で安心して暮らせるために〜
◆日にち◆平成27年2月8日(日)
◆時 間◆13時から16時 開場は12時30分から
◆会 場◆総合福祉会館 5階 視聴覚研修室
◆定 員◆60名(定員になりしだい締め切らせていただきます)
◆参加費◆無料
◆対 象◆一般(関心をお持ちの方ならどなたでも)
◆申込み◆事前予約要。1月31日までに、つばさの会作業所まで電話にて申し込みください。
◆電 話◆(852)3756
◆プログラム◆
●報告「保健所への相談事例」
●講演「精神障害者の生活支援とネットワークづくり」
  神奈川県保健福祉大学 准教授 行實 志都子 氏
●交流・情報交換
★なお当日、市職員による出前トーク「障害年金について」も開催します。
◆時 間◆13時から15時30分 開場は12時30分から
◆場 所◆総合福祉会館 5階 第2研修室
◆質疑応答や個別相談の時間も、十分にあります。
◆こちらは予約不要です。

編集後記
編集後記 のシンボル画像  9月1日の防災の日に、TVのニュースで街頭インタービューの様子を見た。
驚いたことに、「防災の日」はともかく「関東大震災」について、その言葉すら分からないと答えている人たちが
いたことだ。
「関東大震災」が完全に風化している。
 6年前、三陸沖の旅行で田老地区を訪れ鉄壁と言われたX字型の防潮堤を見た。
田老地区では過去度重なる津波災害にあって全集落の高所移転の計画もあったが、結局大防潮堤の建造を選んだ。
その防潮堤も今回の津波には役に立たず多くの教訓を残した。
にもかかわらずこの大惨事もやがては風化していってしまうのだろうか。
 阪神・淡路や東日本の大震災、最近では広島の土砂災害。
これらの復旧活動には大勢の若者がボランティアで参加している。
この献身的な若者たちは、きっと災害の悲惨さを実感し深く心に刻み込んだものがあり、それを数々の教訓とともに必ずや後世に語り続けてくれるのではないだろうか。
「天災は忘れたころに・・・」などとならぬように、防災意識の普及にも役立って欲しいと願っている。(M・O)

     
(福)横須賀市社会福祉協議会ボランティアセンター
(通称:よこすかボランティアセンター)
〒238-0041 横須賀市本町2-1 市立総合福祉会館4F
Tel:046-821-1303 Fax:046-824-8110
E-mail: shakyo-v@abox22.so-net.ne.jp
 

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