ボランティアニュース(143号) (平成20年2月号) |
2008年 何かするならボランティア |
もうすぐ春3月。万物が動き出すこの時期に、何か新しいことを始めようとか考えている人も少なくないでしょう。その選択肢の一つに、ボランティア活動を加えてみてはいかがでしょうか。 ボランティアと聞いて、身構える必要はまったくありません。どんなささいなことであっても、それが世のため人のために多少なりとも役に立つのであれば、それがボランティアです。自分の身の丈にあった、あるいは、自分の思いにかなうボランティア活動が必ずあります。しかもそれは、明日からでも始めることができます。 いま、ボランティアセンターに登録されているグループは160ほどあります。そこには、あなたに合った活動が必ずあるはずです。もしその中になくても、できることはあります。 |
得意技を生かして
パソコンには自信がある、カラオケならいつでも来い、理髪の免許を持っている−仮に、それが趣味の範囲内であっても、それを生かす活動があるはずです。 特技もたいした趣味もないが、体を動かすことは嫌いではない、ということであれば、街の美化や外出介助、病院での案内役などでいい汗が流せます。 人の話を聞くのが得意だということであれば、一人暮らしの高齢者などの話を聞く傾聴、滑舌の良さは人一倍だというのであれば本の読み聞かせをする朗読といった活動もあります。 |
自分一人でも
人との付き合いが苦手だからグループ活動はいやだが、何か社会に役立つことをしたいということであれば、使用済みの切手やベルマークを集める、不用品を寄付するというのも立派なボランティアです。 時間や組織に縛られるのは困るが、気が向いたときや暇なときに何かしてみたいというのであれば、不定期な単発のボランティアもたくさんあります。 |
人のためならず
要するに、あなたが少しでもやってみたい気があれば、することは必ずあるということです。それが気に入らなかったら、別のものを探せばいい。 そして、忘れてならないのは、ボランティアをすることが自分の元気や生きがいにもなるということです。新しい人との出会い、地域とのつながりなどが、かつてない充足感を与えてくれます。情けは人のためならず、です。 |
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とりあえず、最初の一歩を踏み出さないことには始まりません。 さあ、電話を取って 821-1303 へ。こちらは「よこすかボランティアセンター」です。 |
応急避難所寒冷期宿泊体験 |
学校の体育館で一夜を明かす体験をして、災害時に避難所で生活する意味を考える『避難所宿泊体験』講座が、今年も1月19日(土)〜20日(日)に市立逸見小学校で開かれ、小学生から71歳の方まで約70名が参加しました。これは、よこすかボランティアセンター、横須賀災害ボランティアネットワークが毎年開催しているもので、今年で9回目です。 講座は、避難所での非常食体験から始まり、食後には県立保健福祉大学大学院生の加納佑一さんから、新潟中越沖地震による刈羽村の避難所の支援活動の体験に基づいて、災害発生時やその後の避難所生活でボランティアと被災者ができることの境界線などの問題点について報告がありました。 体験コーナーでは、赤十字防災ボランティア、ボーイスカウト、県立保健福祉大学、横須賀手話勉強会ひまわり会の有志、自衛隊所属の方などの指導の下、災害時や避難所で役立つロープワーク、救急法などの実習、リラックス体操、手話体験、レクリエーションなども行われました。特に救急法や手話体験では、大勢の小学生が熱心に指導を受けていました。午後10時に各自確保した場所で持参の寝具に入って就寝、寒冷の中貴重な宿泊体験をしました。 初めて参加した40代の人は「このような機会はめったにない。自分がどこまで耐えられ るのか試してみたい」、 グループで参加した女性は「いざという時の準備のために参加した。他人事と思わずに自分で体験しなければ」とそれぞれぞれ話していました。 備えておくと安心「こんなモノ」例 ○非常食、飲料水 ○下着、衣類 ○薬 ○哺乳瓶、ミルク、紙おむつ ○雨がっぱ ○ヘルメット、防災ずきん ○ナイフ ○ライター ○懐中電灯 ○ラジオ ○ティッシュペーパー ○脱出用靴、スリッパ など ※参考:『地震に自信を〜いざというときどうするか』(財)消防科学総合センター |
ボランティアグループ紹介:PC明日架 |
すべての人が情報を受け取ることができるよう、収集手段の一つであるパソコンの操作技術習得を支援したり、特に習得が難しい方へサポートを行うことを目的に活動しているグループです。 パソコン初心者が集まって勉強しながらボランティア活動をするグループを平成14年に結成。代表の三吉幸子さんは「パソコンを通して、向こう三軒両隣の皆さんへ手を差し伸べていこうという気持ちで活動しています」と話す。3ヶ月ごとにパソコンで作成するぬり絵カレンダーは、施設やボランティア団体へネームを入れて贈っており、会員は皆好きなことを活かしたボランティア活動を楽しんでいます。 取材をした日はグループの新年賀詞交換会が催され、ゲームや歌で会員の親睦を深めながら、今年一年の活動をスタートしました。 |
ボランティアセンター第4活動室貸し出し棚前期申し込み |
貸出棚の前期申し込みを受け付けます。前期貸し出し期間は4月1日から9月30日までです。 受け付け期間=3月1日(土)〜14日(金) *応募要項、申し込み用紙は窓口にて配布します。 *予定数を超えた場合は抽選となります。 |
おもちゃの病院開院日 |
平成20年4月5日、5月10日、6月1日、7月5日、8月2日、9月6日、10月4日、11月1日、12月6日 平成21年1月10日、2月7日、3月7日 [毎月第1土曜日、1月、5月、6月は異なります] *平成20年3月は1日開院予定です。 受付時間: 午前10時〜12時 場所: 市立総合福祉会館4階 ボランティアセンター第1活動室 *電池で動くおもちゃを持参する場合は、新しい電池をお持ちください。 *修理代は無料、部品交換の場合は実費負担をお願いします。 |
ボランティアセンター活動室利用の際のお願い |
○活動室に忘れ物が増えています。ボランティアセンター事務室に届いた場合は、おおむね1ヶ月間保管していますので心当たりのある方はご連絡ください。(忘れ物例:ハンカチ、タオル、時計、現金) ○給湯室の湯飲み茶碗やポットを使用した後は、必ず保管場所に戻してください。あわせて茶殻お始末も責任もってお願いします。 ○活動室終了後「チェック表」(黄色ファイル)でもう一度ご確認ください。 |
布おもちゃ新作紹介 |
「フッピーの玉入れ」「カメの玉入れ」 横須賀市社会福祉協議会のマスコットキャラクター「フッピー」のカゴに、イチゴの形をしたお手玉を投げ入れて遊ぶ布おもちゃです。カメをモチーフにした「カメの玉入れ」もあります。 「フッピーの玉入れ」と「カメの玉入れ」を使って、2つのチームで玉入れ競争を楽しんでみませんか。 ○貸出期間は1週間、個人、団体で2点まで(無料)。 ○貸出作品は、よこすか布おもちゃグループ"ポケット"による手作りです。 |
ボランティア更新手続き終了 |
1月31日(木)を持ちまして、ボランティア登録(個人・グループ)更新手続きを終了いたしました。ご協力ありがとうございました。 ※更新の手続きを行わなかったグループ、個人の方は、登録の取り消しとさせていただきました。 登録を希望する場合あらためて手続きが必要となりますので、ボランティアセンターまでお問い合わせください。 |
*申し込み・問い合わせは、ボランティアセンターまで |
★単発★ ◇メロディー◇ 内容・外出介助 日時・4月13日(日) 9時45分〜16時 場所・いちご狩り(津久井浜) メロディーはダウン症のお子さんのグループです。公共の場でマナーを学び、いちご狩りを楽しみます。 ★継続★ ◇さくらの家一番館◇ ●軽度の認知症の方の買い物介助(衣笠周辺)●音楽・朗読ボランティア ○曜日(日曜日も可)、時間、回数はボランティアの都合で可 ・さくらの家一番館は小矢部にある認知症のグループホームです 現在8名の方が生活しています 児童福祉施設 ●小学生の国語と算数の簡単なプリントの学習指導補助 ○毎週火曜日17時30分〜18時 ○高校生、専門学生、大学生を希望 ○可能であれば早めに来て、子どもと遊んでいただけるとなお可 たけのこ会協同作業所 ●お茶出し、作業の簡単なお手伝い、片付けなど ○毎週金曜日(第1金曜日を除く)11時〜16時30分 ・たけのこ会協同作業所は佐野町にある肢体不自由者の地域作業所です。 ★車いすの整備ボランティア募集★ ○簡単な修理が出来る方 ○活動場所は依頼先によりますが、主に地区ボランティアセンター、高齢者施設などです。 ★ボランティアグループ「光美会」会員募集★ ●光美会では横須賀市内、横浜の高齢者・障害者施設で演芸による訪問活動を行っています。 ○三味線、踊、民謡に興味のあるおおむね65歳くらいまでの女性に限ります。 熱意があれば初心者でも大丈夫!懇切ていねいに指導します。 会員を募集しているボランティアグループは他にもあります。グループ活動に興味のある方はお気軽にご相談ください。 |
ボランティア・講座への参加の申し込み ボランティア・講座への参加の申し込み、問い合せは次の方法でお願いします 電話 046-821-1303 FAX 046-824-8110 Eメール shakyo-v@abox22.so-net.ne.jp ※申し込み先が別途記載されている場合は、そちらへ直接お申し込みください。 |
はないちもんめ |
若い頃は、子育てを終えた周りの人たちを見て、早くああなりたいと思ったものだが、いざ自分がその年代に達すると、思っていたほど気楽ではないことが分かった。気持ちは若いつもりでも、健康面での不安、親きょうだいのことなど、もろもろの事態に直面することも多くなってきた。そうした中、世間には同居の弟に暴力を振るわれた老いた姉、嫁から温かい食事を与えられない姑がいるという話を友人から聞いた。 こうした悲劇はなぜ起きるのだろうか。経済的、精神的にゆとりがなければ人を思いやる心は芽生えないのだろうか。感謝の気持ちも親きょうだいとなると、うやむやになってしまいがちである。 一方で、面倒を見てやっているという意識が、こうした力関係を生むのだろうか。新聞等が報じている孤独死や独居老人の増加も気がかりだ。そうした人たちを思うと、なんとか手立てはないものかと切実に思う。老いる≠アとの大変さをしみじみ思うこの頃である。 |
編集後記 |
○…ちょっと古い話だが「私のお金を生かしてくださ
い−市民がつくる新たな金融」というタイトルのNHK
の番組を見た。いま、市民からの出資を募って、一般の
金融機関が相手にしてくれない福祉や環境保護などの地
域団体やNPOなどに融資をする「市民バンク」が各地
に誕生し、広がりを見せているという。 ○…元本の保証も配当もないというリスクを背負って、 なぜ出資をするのかといえば、自分のお金が地域のため に役立っているということが目に見えるからだ。今号では、 「ボランティアのススメ」を特集したが(1面記事、こ のホームページ上では、「思い立ったが吉日」まで)、 お金であれ、労力であれ、知識であれ、経験であれ、そ れを生かす方法はいくらでもある。人は社会とのつなが りなくしては生きていけない。どうせつながるなら、多 少なりとも意味のあるつながり方をしたい。 (Y・T)
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(通称:よこすかボランティアセンター) 〒238-0041 横須賀市本町2-1 市立総合福祉会館4F Tel:046-821-1303 Fax:046-824-8110 E-mail:shakyo-v@abox22.so-net.ne.jp |