横須賀市社会福祉協議会ボランティアセンター ロゴ

ボランティアニュース(137号) (平成19年2月号)

病院ボランティア活躍中!
〜市立市民病院の取組み〜
 横須賀市立市民病院では『地域に開かれた病院』を目指して、平成18年4月に患者支援室を設立して、患者さんの相談相手とボランティアを始めた。
 今回、推進役の平野みはる患者支援室室長に、ボランティア活動の狙いと状況などについてお聞きした。
安心して来れる病院に!
 院内でのボランティア活動は玄関前での案内、予約入院患者の病棟までの案内、外来に検査・診察に来る患者さんの乳児の預かりなどで、今のところは外来の活動のみで、病室に立ち入る活動はしていない。
 とくに市民病院では地域がら介護車や介護タクシー、福祉タクシーを利用して来院する患者さんが多く、お年寄りや障害のある患者さんを院内の診療室へ案内するのに、玄関先に待機しているボランティアが活躍しています。
 病院もボランティアに対する職員の意識付け、マニュアルの整備、オリエンテーションの充実などを進めて、誰でもボランティアに参加できる体制を整えて、病院とボランティアが一体となって「市民病院にはボランティアがいるので安心して付き添いなしでも行ける」といわれるような環境作りを目指している。

出来ることから ボランティア

現在病院に登録されたボランティアは12名で、活動は外来・玄関案内が中心だが、他に車いすのメンテナンス、乳児の預かり、通訳、患者さんのための院内コンサートのお手伝いなど自分ができる所で活躍している。活動の様子を竜崎孝さん、小野寺壽人さんにお聞きした。
車椅子をお世話するボランティアの画像 ●竜崎さんは病院ボランティア発足時から参加した最初のボランティアです・・
 ボランティア募集は横須賀市の広報で知りました。定年後、病院にはいずれお世話になると思い、健康であるうちに病院の役に立ちたいと応募しました。
 現在は週1回の外来玄関案内で、玄関先から外来診療室まで患者さんを車いすで送迎するのが主です。
 やはり一番うれしいのは、お世話した患者さんの「ありがとうございます」という言葉。これ以上のものはありません。
車椅子を整備するボランティアの画像 ●小野寺さんは、病院に装備されている135台の車いすの整備をしています・・
 きっかけは、ボランティアをしている友人に薦められ、ボランティアセンターからこの病院を紹介された。
 車いすのメンテナンスの経験など何もなく初めての仕事。元は整備士だったので、何とかなると思って始めた。今は先輩の下和佐さんに教わりながら一回で5〜10台の車いすを整備している。自分たちが整備した車いすを安心して使ってもらえることがうれしい。
ボランティアへのおさそい
ボランティア のシンボル画像    市立市民病院では来院者への奉仕をするボランティアを募集しています。
 活動内容・・・外来玄関案内(来院者に対して、外来診察室、検査室、会計などの窓口の案内および付き添い案内)
活動日・・・月〜金曜日(外来休診日は除く)8時30分〜12時までの都合のよい日・時間。ただし1回は1時間以上。車で来る方のための駐車場(無料)あり。
 連絡先・・・市民病院患者支援室。電話(856)3136
春よこい早くこい
地域に咲かそう人情の花
 ふれあいデイキャンプ ボランティア募集
画像 ふれあいデイキャンプの画像  ふれあいデイキャンプは、6歳(小学校1年生)から18歳(高校3年生)までの主に知的な障害がある子どもたちと一緒に遊ぶイベントです。
☆子どもたちと一緒に遊ぶボランティア
 対象:16歳(高校生)〜30歳程度
 日時:3月25日(日)午前9時〜午後3時くらい
 場所:市立総合福祉会館に集合後、公園等へ移動予定
 参加費:200円
☆実行委員
 対象:16歳(高校生)〜30歳程度
 1月から毎週土曜日、午後1時30分〜5時まで実行委員会を開催中
 
  横須賀開国甲冑隊
よこすかボランティアセンター登録グループ活動いろいろ
 2003年に手作りの甲冑を通じ、観光の橋渡しを目的に結成された。これまでによこすか開国祭、久里浜ペリー祭、カレーフェスティバル等各種イベント・パレードに参加し、横須賀のPR、歴史の継承、国際交流に寄与している。
 代表の田中忠直さんは「メンバーは47名で30代から90代まで。作って 着て 参加する≠モットーに楽しく活動しています。今年は市制100周年の記念行事に参加し、幼稚園児と小学生のパレードを計画しています」と話す。
 最近は中学の総合学習の講師として招かれることも多く、ものづくりの大切さを甲冑作りを通して教えている。 
   災害はいつ起こるかわかりません‥だから
     「避難所宿泊体験」講座
画像 避難所宿泊体験  横須賀災害ボランティアネットワークは、平成11年度から毎年避難生活を体験する講座実施しています。今年は1月20日(土)〜21日(日)市立諏訪小学校体育館で開かれました。
 当日は7歳〜80歳までの合計31名が参加して、非常食を中心とした食事を取った後、災害時における町内会・避難場所・市の連携の仕組み、応急手当の仕方などを勉強しました。冬の夜の体育館はとても寒く、プライバシーの確保が難しいこともあって、落ち着いて眠れなかった人も多かったようです。
 初めて参加したという20代の男性は「食器を洗わないような食事の仕方など無駄を省く工夫をしたり、自分や家族の意向だけで行動せず、周囲との協調が求められることなどを体験から学ぶことができて、とても役に立った」と話していました。
   地域が児童・生徒を支援します!
  地区ボランティアセンターの取り組み
画像 学校で車椅子を押す様子   現在、総合的な学習の時間など授業の中で福祉を学ぶ学校が増えています。手話・点字・視覚障害者の誘導や車いすの操作など学校ごとに取り組み内容は異なりますが、さまざまな体験学習を通して、自分たちの街の福祉や自分にできるボランティアについて考えることがねらいです。
 その中で、市内17地区のボランティアセンターを通して地元のボランティアが講師となり、学校で子どもたちの学習のお手伝いをしています。そのことによって、子どもたちはボランティアの存在やセンターのことを知り、ボランティアは地元の学校や子どもたちの様子などを知るよい機会になっています。
 1月22日(月)市立鶴久保小学校の4年生が学んだ車いすの操作では、上町第二地区ボランティアセンターのボランティア15名が活躍しました。基本的な使い方、操作の留意点を説明し、声を掛けたり優しく見守っていました。一人の子どもは「以前街中でうまくボランティア活動ができずに自信をなくしていたけれど、やっぱりボランティアって必要なんだね」と担任の先生に話してくれたそうです。
 おもちゃの病院開院日
 3月3日(土)・4月7日(土)午前10時〜正午 ボランティアセンター第1活動室           
(修理は無料、部品代がかかることがあります)
 第4活動室貸出棚 前期申し込み開始
第4活動室貸出棚の前期申し込みを受け付けます。
《受付期間》3月1日(木)〜8日(木)
*応募要項・申し込み用紙は窓口にて配布します
*予定数を超えた場合は抽選になります。
登録ボランティアグループ代表の皆様へ
       活動報告書の提出についてのお願い
 毎月皆様からいただく活動報告書から、様々なところで活躍されている様子を拝見しています。
 この活動報告書を通してそれぞれのグループの活動状況や内容を把握し、またその内容を記録することで、グループの活動履歴としています。 提出されているグループは引き続きお願いします。まだ提出していないグループは、お手数ですがまとめて提出して下さい。 今年度の活動報告は6月号のボランティアニュースに掲載する予定です。
ありがとう  カレンダー、手帳の寄付をいただきました
 最近、企業の社会貢献活動の一つとして社内にあるカレンダーなどを寄付し、有効に活用してもらうという取組みがあるそうです。
画像 カレンダや手帳   よこすかボランティアセンターでも、国内外の風景や動物の写真が入ったカレンダー、すてきなデザインの手帳など段ボールで合計6箱分もの寄付をいただきました。
 さっそくボランティアセンターに来られた方々に配布しましたが、気に入ったものを選ぶにぎやかな声とともにあっという間になくなってしまいました。
 新しいカレンダー、手帳とともに今年も頑張りましょう!
<寄付してくださった企業>
株式会社東芝、株式会社NTTドコモ(敬称略、順不同)

*申し込み・問い合わせは、ボランティアセンターまで

募集団体◇トコトコ◇ 内容・外出介助 4月15日(日) 9時30分〜16時 知的障害のあるお子さんのグループです。
募集団体◇アクション◇ 内容・外出介助 3月11日(日) 9時50分〜16時 大楠山ハイキング 知的障害のあるお子さんのグループです。
募集団体◇メロディー◇ 内容・外出介助 4月1日(日) 9時45分〜15時 場所は未定 ダウン症のお子さんとご兄弟のグループです。
募集団体◇サークルかえる◇ 内容・活動補助 3月11日(日)9時15分〜15時 革細工&レクリエーション 知的障害のある大人のグループです。
募集団体◇だんでらいおん◇ 内容・外出介助 3月4日(日)10時〜15時 城ヶ島(温泉)予定 自閉症のお子さんのグループです。

<ボランティアしてみませんか?>
米海軍横須賀基地(ベース)
 ◎フィッシング大会の食事作りと片付け 3月3日(土)14時〜22時
 ◎第40回アースデイでの食事作りと片付け 3月10日(土)9時30分〜15時30分 ※市外活動のため保険適用外となります
 ◎さくら祭り(開放日)のお手伝い ゲーム、フードコーナー、案内など 4月1日(日)8時〜18時30分 活動時間は応相談
 ◎第41回アースデイでの食事作りと片付け 4月21日(土)9時〜14時30分
横須賀共済病院
 正面玄関での車の乗降補助、車いすの介助など(午後は移動図書の活動あり) 月〜金 8時30分〜12時
横須賀あじさい園
 ◎デイサービス 折り紙など趣味活動の指導 月、金、土 13時30分〜15時
 ◎ショートステイ 話し相手(午前)、レクリエーション、歌、演奏など何でも可(午後) 火曜以外、時間は応相談
はないちもんめ
はないちもんめ のシンボル画像 茨城の実家から届いたという大きな白菜を、知人から頂戴した。お米五キロ程のずっしりとした、見事な白菜である。やっとの思いで切り分け、日に干して漬けた。かさを減らし、たっぷりの水が上がった。
今まで何度か漬けたが、今回のように一度でたっぷりの水が上がらなかった。
塩加減と重しの関係もあるが、素材の良さではないかと思った。
二度漬けした白菜は、ゆずの香りと甘味のあるしゃきっとした歯ごたえに仕上がった。味が変わらぬうちに近くの友人に配った。思いがけず美味しい白菜漬けが食卓を賑わしたのは暮れも押し詰まった三十日の夜だった。
編集後記
編集後記 のシンボル画像 ○…「はないちもんめ」の筆者であるTさんは、編集ボランティアの中で最古参、最年長、カットの似顔絵にそっくりの、初老のつつましやかな女性だ。日常の中から拾った材料で淡々と綴るその文章は、今の時代が忘れかけていることをさりげなく教えてくれる。そのTさんは最近「こんなつたない文章をいつまでも書き続けるのは…」と執筆を辞退するのだが、周囲はそれを許さない。
○…タイトルの「はないちもんめ」もTさんが名づけたものだ。昔の子供はそれが、花一匁(もんめ)で子供を買うという哀れな内容の遊びであることを知らずに、「あの子がほしい〜」と日が暮れるまで遊んだ。多分、Tさんもその一人だろう。路地裏からそういう子供の姿が消えていく。そして人情も薄れていく。人情とは、すなわちボランティア精神だ。情けは人のためならず。地域に人情の花を咲かせよう。(Y・T)

ボランティア・講座参加の申し込み
電話 046-821-1303
FAX 046-824-8110
Eメール(ボランティア応募用)shakyo-v@abox22.so-net.ne.jp
(講座応募用)koza@yokosuka-shakyo.or.jp

(福)横須賀市社会福祉協議会ボランティアセンター(通称:よこすかボランティアセンター)
〒238-0041 横須賀市本町2-1 市立総合福祉会館4F
Tel:046-821-1303 Fax:046-824-8110
E-mail:shakyo-v@abox22.so-net.ne.jp

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